近年の防犯意識の高まりを受けて、護身術の習得を目的に稽古に参加される女性も多くいらっしゃいます。いつ何時、危険が訪れるか予測はできませんし、何よりも日頃から有事を想定した心構えと精神的な訓練をしていないと、いざという時に適切な判断や行動をとることは極めて困難です。

そうした心の準備と培った技術があれば、多くの危険を回避することができ、何より日常を不安なく過ごせます。田端の道場では稽古で組む相手に対する思いやりや尊敬の気持ちも大切にしており、鍛錬を通じて仲間との信頼関係の構築が目指せます。このような志を同じくする仲間との連帯は気持ちを強くし、安心をもたらします。日頃から心の安定を保つことは咄嗟の判断にも大きく影響します。この様な心の持ちようも含めた広い意味での護身の考え方を稽古を通じて指導してまいります。